蜂の子はうつ病にも効く

うつ病が発症するメカニズム

うつ病は、2週間以上にわたり不眠や気分の落ち込み、食欲不振などの特定の症状が毎日続いている状態のことです。
上記以外にも、体のだるさや倦怠感といった身体的な症状から、イライラ、不安感、憂うつ感などの精神的な症状が挙げられます。
現段階で、うつ病になる原因は、ストレスや生活習慣の乱れなどによって自律神経が乱れることで感情を司る「セロトニン」、「ノルアドレナリン」、「ドーパミン」などの神経伝達物質に分泌異常が起こることにあると考えられています。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2種類の神経があります。
交感神経は身体を緊張・活動モードにすることで脳や体を動かしやすくする働きがありますので、主に日中に優位になります。
一方の副交感神経は身体を休息・リラックスモードにすることで疲れをとる働きがありますので、主に夜に優位になります。
自律神経が乱れると、通常であれば副交感神経が優位に働かなければならない時に交感神経が働いてしまったり、交感神経が優位に働かなければならない時に副交感神経が働いてしまいます。

例えば、夜ぐっすり眠って心身の疲れを回復するためには副交感神経が優位に働かなければなりませんが、自律神経が乱れて夜に交感神経が優位に働いてしまうと脳は活動・緊張モードですので質の良い眠りがとれません。
反対に、日中に脳を活発に働かせるためには交感神経を優位に働かせなければなりませんが、自律神経が乱れて日中に副交感神経が優位に働いてしまうと脳は休息・リラックスモードですので活動的に動けなくなります。
このように自律神経が乱れている状態が長期的に続くことを「自律神経失調症」といいます。
そして自律神経失調症が悪化して、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質の分泌異常が生じてうつ病となります。
つまり、自律神経の乱れがうつ病の始まりとなるのです。

蜂の子がうつ病に効く理由

蜂の子がうつ病に効く理由は4つあります。
それが以下の4つです。

抗うつ剤の成分となるアミノ酸を含有

うつ病が起こる原因の一つに、神経伝達物質のセロトニンの分泌量が少なくなることがあります。
セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンは三大神経伝達物質と呼ばれています。
ドーパミンは快楽の感情を司り、ノルアドレナリンは怒りや不安の感情を司っています。
セロトニンには、ドーパミンとノルアドレナリン二の働きを制御し、精神を安定させる働きがありますので、セロトニンの分泌量が低下すると、ドーパミンとノルアドレナリンのバランスが崩れ、不安感やイライラといった症状を引き起こします。
うつ病を予防・改善するためにはセロトニンの分泌を高めることが大切です。
実際に、うつ病の治療薬である抗うつ薬にも、セロトニンの量を増やす作用を持つ薬が存在します。
蜂の子にはセロトニンの材料となるアミノ酸「トリプトファン」が含まれていますので、蜂の子を長期的に摂ることでセロトニンの分泌を促します。

心を安定させるミネラルが豊富

うつ病を予防・改善するためには自律神経の乱れを整えることが大切です。
蜂の子には自律神経を整えて、過敏になった心を安定させるミネラルが豊富に含まれています。
例えば、蜂の子に含まれるマグネシウムは神経の興奮やイライラを抑えたり、鉄は疲労回復を促したり、亜鉛は脳の神経伝達物質の材料となったりします。
うつ病の方や自律神経失調症などで自律神経が乱れている方は、これらのミネラルが不足しがちですので、積極的に摂る必要があります。
蜂の子にはミネラルだけでなく、アミノ酸、ビタミンといった栄養素がバランスよく含まれていますので、心身の疲労回復の栄養補給としても効果的なのです。

血行不良を改善

体が冷えると自律神経が乱れやすくなります。
自律神経の乱れはうつ病への一歩ですので、体の冷え=うつ病への一歩、ともなります。
自律神経を整えるためには体を温めることが大切です。
体を温めるためには、血行不良を改善して血液の流れを良くすることが重要です。
また、血液は体温を調整するだけでなく、栄養や酸素を全身に運んだり、老廃物や疲労物質を回収して排出したりといった作用がありますので、血流障害が起こると体の様々な組織に栄養と酸素が行き届かなくなるだけでなく老廃物や疲労物質が溜まりやすくなり、組織は上手く働けなくなり、あらゆる不調を引き起こします。
うつ病を予防・改善するためだけでなく、体のあらゆる不調を防ぐためにも血流を改善することが大事です。
蜂の子には、糖質の代謝を促して血液をサラサラにするビタミンB1、血管を拡張して血液の流れを良くするアルギニンが含まれていますので、血管壁が厚くなるのを抑制して動脈硬化を予防します。

質の良い睡眠を導く

うつ病と睡眠には密接な関係があります。
実際にうつ病を患っている方の多くが何らかの睡眠障害に悩まされています。
中でも多い睡眠障害が「中途覚醒」です。
中途覚醒は眠っていても夜中に目が覚めてしまうことです。
中途覚醒は深い睡眠がとれていない証拠です。
このように、うつ病になると眠りのサイクルが乱れます。そして、眠りのサイクルが乱れるとうつ病が進行していきます。
ですから、うつ病を予防し、進行を防ぐためには睡眠の質を高めることが大切なのです。
蜂の子には、質の良い睡眠へと導くメラトニンを作るセロトニンの材料となる「トリプトファン」が含まれていますので、継続的に摂ることで質の良い睡眠へと促します。

このように、蜂の子にはうつ病の予防・改善に効果的な働きを持つ栄養素が豊富に含まれています。
うつ病は決して珍しい病気ではありません。
風邪と同じように、誰にでも起こり得る病気ですので、うつ病になったからといって必要以上に落ち込む必要も深刻になる必要もありません。
風邪を治すように、適切な治療を受けて、生活習慣を整えることで症状も回復していきます。
蜂の子はうつ病に効果的な栄養がバランスよく含まれていますので、治療薬だけでなく、食習慣からうつ病を良くしていきたと考えている方にはぴったりですよ。

参考:
蜂の子は鬱病(うつびょう)にも効く!
http://www.sazoo-aq.org/index2.html
蜂の子がうつに効果的な理由
http://www.rotary5030.org/topic12.html
蜂の子でうつ病を乗り越えましょう
http://www.hydeparkmedia.com/anneakikomeyers.html